酵素応用シンポジウム

日本には自然と共生し、資源を大切にする文化・風土があります。また、伝統的に職人が高い志を持ち、匠の技を磨き上げてきた「ものづくり」の国です。当財団は、「ものづくり」の国ならではの酵素利用の振興に貢献することを願い、産業界に影響を与える酵素の基礎または応用研究に対して研究奨励賞を贈呈しております。
酵素応用シンポジウムは、2000年5月にスタートし、その後は毎年6月前半の金曜日に開催しております。毎年、多数の研究テーマから研究奨励賞が厳選され、当日には受賞者にご講演いただいております。また、酵素の応用・関連情報ばかりでなく、異分野のトピックスや文化的な内容も企画講演として提供しております。
研究奨励賞につきましては、産業界に影響を与える酵素の基礎または応用研究を行っている若手研究者からのご応募をお待ちしております。ただし、研究奨励賞の募集対象に、学生と民間企業の研究者は含まれません。
また、酵素利用を検討されている産業界の方々の酵素応用シンポジウムへのご臨席を、心よりお待ち申し上げます。
第27回酵素応用シンポジウム 開催案内
【日 時】 2026年6月12日(金) 12:30~17:30(懇親会17:45~19:00)
【会 場】 天野エンザイム(株)慈善堂ホール
(愛知県北名古屋市九之坪西城屋敷51番地)
【参 加 費】 無 料
【参 加 者】 約300名
参加をご希望の方は、下記URLよりお申込みをお願いいたします。
申し込みURL:https://forms.office.com/r/niAgtvRgEN
締切5月15日(金)
プログラム
12:30 開会の辞:研究奨励賞選考委員会 委員長 小川 順(京都大学大学院 教授)
12:35 表彰状授与
【研究奨励賞受賞講演】
<生化学分野>
12:50
演題1:昆虫酵素触媒場におけるナノカーボン分子変換の分子論的理解
宇佐見 享嗣 (名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任助教)
13:05
演題2:非生物学的な酵素反応によるバイオプロセスの拡張
加藤 俊介 (神戸大学 先端バイオ工学研究センター 准教授)
13:20
演題3:ピッカリングエマルションを反応場とする酵素反応の新戦略
鹿又 喬平 (産業技術総合研究所 材料・化学領域 化学プロセス研究部門 主任研究員)
13:35
演題4:黄麹菌におけるデンプン分解酵素遺伝子とタンパク質分解酵素遺伝子の発現制御機構の解明
田中 瑞己 (東京農工大学大学院 農学研究院 准教授)
13:50
演題5:生分解性ポリアミド(PA)分解酵素研究による環境中のPA 生分解機構解明
山田 美和 (岩手大学 農学部 生命科学科 教授)
<食品分野>
14:05
演題6:枝作り酵素と枝切り酵素のバランスに着目した米の澱粉生合成機構の解明
クロフツ 尚子 (秋田工業高等専門学校 准教授)
14:20
演題7:ヒトミルクオリゴ糖の酵素合成と合成メカニズムの解明
山田 千早 (明治大学 農学部農芸化学科 専任講師)
14:35 休憩
【企画講演1】
14:55
『暴れる気候』と農耕の起源 ———人類は「予測不可能」な時代をどのように生き延びたか———
中川 毅 (立命館大学 古気候学研究センター センター長・教授)
【企画講演2】
15:45
Cooperative Catalytic Networks: The Chemistry of Enzymes Relies on Physical Steps
Romas Kazlauskas (Professor,University of Minnesota)
【企画講演3】
16:35
AI for Science時代の科学技術・イノベーション戦略
永野 智己 (国立研究開発法人 科学技術振興機構 研究開発戦略センター 総括ユニットリーダー・フェロー)
17:25 閉会の辞:天野 源之 (一般財団法人 天野エンザイム科学技術振興財団 理事長)
17:45 懇親会