第24回 酵素応用シンポジウム
第24回酵素応用シンポジウムは、2023年6月2日(金)にハイブリッド形式にて開催いたしました。
今回も多くの応募の中から選考された7題の研究にその功績を称えて委員長 清水 昌先生(京都大学 名誉教授)より研究奨励賞が授与され、研究内容が受賞講演として発表されました。
昨年10月、別府 輝彦先生(東京大学 名誉教授)が文化勲章を受章され、清水 昌先生(京都大学 名誉教授)が文化功労者に選ばれました。今回は、本シンポジウムの創設よりご指導を賜りましたお二人の先生方のご受章をお祝いしまして、当財団より花束を贈呈いたしました。
また、企画講演として2題の講演がありました。
【企画講演1】
いま世界の紛争の最前線で起きていること:REALsの取り組み
瀬谷 ルミ子(認定NPO法人REALs 理事長)
【企画講演2】
三年のコロナ総括:歴史に学ぶこと、今後我々が準備すべきこと
山本 太郎(長崎大学 熱帯医学研究所 教授)
来年は、節目の第25回を迎えます。記念大会として2024年6月21日(金)の開催いたします。
皆様のご臨席を心よりお待ち申し上げます。
プログラム
2023年6月2日(金)
研究奨励賞受賞講演(食品分野)
研究奨励賞受賞講演(生化学分野)
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演題1
新規Hisゲラニル化酵素による擬天然プレニル化ペプチドの試験管内生合成
後藤 佑樹(東京大学大学院 理学系研究科 准教授)
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演題2
腸内細菌による硫酸化ムチン糖鎖の新規分解経路の解明
加藤 紀彦(京都大学大学院 生命科学研究科 准教授)
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演題3
三員環形成を触媒する非ヘム鉄酵素の機能解析
牛丸 理一郎(東京大学大学院 薬学研究科 助教)
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演題4
ポリイソプレン分解酵素系を用いた天然ゴム廃棄物の再資源化技術の確立
笠井 大輔(長岡技術科学大学 技学研究院 准教授)
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演題5
プロテアーゼ反応を用いる高感度・小型・簡便な電気化学センサ
井上 久美(山梨大学大学院 総合研究部 工学域基礎教育センター 准教授)