第18回 酵素応用シンポジウム
第18回酵素応用シンポジウムは約270名の参加者を迎え、2017年6月2日(金)に天野エンザイム 慈善堂ホールで開催いたしました。今回も多くの応募の中から選考された6題の研究にその功績を称えて運営委員会委員長 清水 昌先生(京都大学 名誉教授)より研究奨励賞が授与され、研究内容が受賞講演として発表されました。
また、企画講演として1題、特別講演として1題を下記の通りご講演いただき、弊社より報告講演として1題講演をいたしました。
【企画講演】燃料電池自動車MIRAIの開発及び水素社会実現に向けたチャレンジ
田中 義和(トヨタ自動車株式会社 MS製品企画ZF チーフエンジニア)
【報告講演】マルトトリオシル転移酵素の開発とその産業利用
岡田 正通 (天野エンザイム株式会社 産業用酵素開発部 チームリーダー)
【特別講演】高峰譲吉との出会い
滝 富夫(NPO法人高峰譲吉博士研究会 副理事長 / 学校法人滝学園 理事長 / タキヒヨー株式会社 名誉顧問)
第19回酵素応用シンポジウムは、2018年6月1日(金)に開催いたします。皆様のご臨席を心よりお待ち申し上げます。
また、研究奨励賞は2017年10月1日から11月30日まで募集いたします。酵素の応用研究を進められている大学などの研究者の皆様からのご応募をお待ち申し上げます。

清水委員長(中央)と研究奨励賞受賞者

MIRAI 展示

講演会

懇親会
プログラム
2017年6月2日(金)
天野エンザイム(株)慈善堂ホール
研究奨励賞受賞講演
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演題1
緑膿菌のストレス耐性に関わるcbb3型シトクロムc酸化酵素の機能解析
新井 博之(東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授)
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演題2
酢酸菌の細胞表層を反応場とする高効率酸化的物質生産への遺伝子工学研究
藥師 寿治(山口大学大学院 創成科学研究科 准教授)
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演題3
多段階連続酵素反応によるペプチド系抗生物質の試験管内完全合成と翻訳後修飾酵素群の基質認識の解明
尾仲 宏康(東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任教授)
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演題4
天然ゴムの生合成機構の解明
高橋 征司(東北大学大学院 工学研究科 准教授)
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演題5
ヒトの糖質に作用するビフィズス菌酵素の構造機能解析と応用展開
片山 高嶺(京都大学大学院 生命科学研究科 教授)
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演題6
膵外分泌機能不全患者におけるラクトース不耐症の診断とラクターゼ製剤による治療
野木 正之(弘前市医師会健診センター)
※代理講演者:中村 光男(弘前市医師会健診センター 所長)
演題1~6 座長/小林 哲夫(名古屋大学大学院 教授)
企画講演
座長/松下 一信 (山口大学 教授)
報告講演
座長/松下 一信(山口大学 教授)
座長/清水 昌(京都大学 名誉教授)