植物ミルク

植物ミルクをお客様の要望する甘味に調整可能です。更に糖類ゼロ表示を達成することも可能です。

植物ミルクとは

植物ミルクは牛乳の代替としてオーツ、アーモンド、大豆等の植物原料から製造されます。植物ミルクは牛乳と比較して二酸化炭素排出量が約1/3であり、必要な土地は約1/10と環境負荷の低い製品です1)。一方でオーツやライスを原料とする場合、牛乳よりも糖質が多くなり、タンパク含量も低くなることが知られています。天野エンザイムは糖質に着目し、甘みの調整、糖類の低減を可能にしました。

植物ミルク(オーツ、アーモンド等)の栄養成分(100mlあたり)と牛乳の栄養成分との比較

代表的な植物ミルクと牛乳の栄養成分の違いについて下記表にまとめました2)
どの植物ミルクも牛乳の栄養価には及ばず、特に低タンパク、高糖質という課題があります。

栄養成分
(100ml)
牛乳オーツアーモンドエンドウ大豆
カロリー66kcal48kcal22kcal45kcal42kcal
タンパク質3.5g1.1g0.4g2.1g3.3g
糖質
 糖類
4.7g
 4.7g
7.2g
 3.5g
2.4g
 2.4g
2.1g
 1.4g
2.7g
 2.5g
脂質3.7g1.5g1.1g3.2g1.9g

植物ミルクの健康上のメリット

植物ミルクの中で最も流通しているオーツミルクは水溶性食物繊維のβ-グルカンが豊富に含まれています。オーツ由来のβ-グルカンはLDLコレステロールを低減することが報告されています3)

植物ミルクの健康上のデメリット

栄養成分表の比較でも提示した通り、オーツミルクを含む植物ミルクはどのタイプも低タンパク、高糖質という課題があります。

乳アレルギーの方の選択肢の一つに

植物ミルクには乳由来のアレルギー成分は含まれません。乳糖不耐症や、牛乳アレルギーの方にとって、牛乳の代わりに植物ミルクを活用することで新しい選択肢となります。

天野エンザイムが提供するソリューション

目的の甘みの達成

オーツミルクの製造時に天野エンザイムの様々なスペシャリティ酵素で処理することで、甘味の強いものからスッキリした甘みのもの、甘味を有さないものまでさまざまなタイプのオーツミルクを調製することが可能です。お客様の求める甘味を達成できるように提案いたします。

糖類ゼロ表示

糖類ゼロ表示を達成するには単糖類と二糖類の合計が0.5g/100ml未満とする必要があります。これを達成するためにオーツミルクの分解度を小さくすると甘みが低下します。そこで天野エンザイムの酵素技術を使用することで糖類ゼロの基準を満たしつつも、オリゴ糖の生成によりスッキリとした甘みのある糖類ゼロ表示可能なのオーツミルクを製造可能です。

参考文献・引用論文

1) Our World inData, Hannah Riychie, Jan., 2022(Dairy vs. plant-based milk: what are the environmental impacts? – Our World in Data)
2) Commercial products in local supermarket in Europe
3) The Journal of Nutrition Volume 151, Issue 9, 2021, 2655-2666

ソリューション一覧

液化促進 甘味付与 糖類ゼロ マスキング
クライスターゼSD8NA
グルクザイムAF6
β-アミラーゼ「アマノ」F
トランスグルコシダーゼL「アマノ」
AMT1.2L
CGT-SL

アプリケーション資料

酵素の活用分野(アプリケーション)と当社製品に関する、様々なアプリケーション資料を用意しております。お気軽にリクエストをお送りください。

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